性格と行動

チャイニーズハムスターは基本的に大変臆病でびびりやさんです。この性格から以下のような行動がよく見られます(特に環境に慣れていない場合)。

  • 周りが明るいうちは巣などに隠れて、ほとんど姿を見せない
  • 警戒心が強く、周りの動き・音に敏感に反応する
  • 人間の姿を認めたり、ケージに手が入ってきたりしたら逃げる、または固まる
  • 手で捕まえようとすると飛んで逃げる、手に乗らない
  • 周りが暗くなると活発に活動する
  • ケージの外に出すと、好物も目に入らないくらいパニックになる

また特徴的な行動として

  • 動きがすばやい
  • 登ったり降りたりするのが得意
があります。

よく一部の飼育書に「おとなしく、人によく馴れる」とありますが、あまり当たっていないと思います。おとなしいように見えるのはびびってじっと動かないことがよくあるためで、人にもすぐには馴れません。最初から無警戒に手に乗ってきたりすることはほとんどないです。
自分から積極的に攻撃することはあまりないでしょうが、怖さから噛むこともあります。 警戒を解くように根気よく接していけば、ある程度は馴れますが時間がかかります。外に出して一緒に遊ぶというより、多少距離を置いてかわいい仕草をながめる、時々おやつなどをあげて触れ合う、というようなお付き合いがあっていると思います。

自分のテリトリー以外の場所では非常におびえるため、習慣的な散歩は必要ありません。また、動きがすばやいので不用意に外に出すことはお勧めできません。外に出す場合は十分注意してください。
我が家では人に馴らす意味で時々ケージ外に出す場合もありますが、ハムスターサークル内に行動範囲を限定するとか、サークルの外ではひざの上などに乗せて絶対に目を離さないようにしています。

(我が家での例)
えぴな(1匹目)はきつめの甘噛みをしたりすることがあり、アピールも派手です。どちらかというと気が強いタイプ。最初のうちはほとんど姿を見せませんでしたが、根気よく手乗り訓練および外に出したときにおやつを与えることを繰り返して、6ヶ月くらいはかかりましたが自分から手に乗るようになりました。ただし、手のひらの上にじっとしていなくて逃げ出そうとするので、あぶなっかしいです。
散歩の時は部屋着の中を探検したり、人の体の上を登ったり降りたりしています。普段は巣箱にこもりっきりです。
りおれ(2匹目)は甘噛みもほとんどしないおっとりした性格ですが、しつこい手乗り訓練にもかかわらずほとんど手に乗ろうとしません。手に乗らないとおやつを受け取れないような場合でもあっさりおやつをあきらめます。外に出すとおやつも受け取らないし、手乗りは最近は少々あきらめぎみです。でも手ですくうようにすればあばれずそのまましがみついてくれるので、扱いは楽です。散歩はほとんどしません。

追記
1歳半ごろからおやつなどのアピールをよくするようになりました。ごはん時などは外に出て待っていることも良くあります。
巣箱の外に出ているときは大抵何か要求しているので、そういう時に手を入れてしばらく待っていると手に乗ってくるようになりました。プラケの外に出しているときもおやつも受け取るようになりました。
同じチャイハムでもいろんな性格があるみたいです。

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