皇帝ペンギン(La Marche de l'Empereur)
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こんなのも)
もう真夏のようだったり、湿度が高くて不快だったり、うんざりの日が続いてますが、こういう映画を見ると涼しくなるかも。
なにしろマイナス40度の南極である。
天敵を避けてわざわざこんな所で繁殖するのだろうけど、子育てはつらく厳しい。片親だけでも亡くすと、それは即雛の死につながる。
予告編を見る限り映像もきれいで感動作っぽいけど、声の出演があると知ってちょっとひいた。こういう演出はあまり好きでない。
一般向け映画だからエンタテイメントも必要だけど(じゃないと寝ちゃう)、抑えめであってほしい(WATARIDORIがちょっと演出しすぎだなと思ったので)。
というわけで絶対見たいわけじゃないが、近くの映画館でかかるみたいなので時間があったら見るかも。
関連でペンギン本も紹介しておく。
ペンギン全種に会いに行く
本のタイトル通り、6属18種のペンギンを写真と文章で紹介している。
こういう動物カタログ的なものは百科事典風にデータを羅列して情報は十分だが味気ないものになりがちだが、これは読み物としてもおもしろい。著者が実際にペンギンの生息地を飛び回りその目で見てきたからだろう。
所々に挿入されているコラムも楽しく、これ1冊でちょっとしたペンギン「知ったか」になれそう。
ペンギンウォッチング旅行記もあるので、行きたい方は参考にどうぞ。観光ツアーで行けそうな所もあれば、南極のように何日も天候待ちで移動できないたいへんな場所もある。
コウテイペンギンの雛はだんとつにかわいい。色合いといい、姿といい。
同族のオウサマペンギンの雛は全身茶色で、脂肪をためこんで親よりでかくなり、かわいくない。どうしてこんなに違うのかな。
フンボルトペンギンは日本で一番よく見られるペンギン。全世界の個体数の1割が日本にいるそうだ。
イワトビペンギンが含まれるマカロニペンギン属はみんな頭に飾り羽を持つ。見分けるのが難しそう。
私の好みとしては、コウテイペンギンは成体も美しいが、アデリーペンギンのひょうきんな顔や、アゴヒゲペンギンのとぼけた所もツボだ。
今まで動物園・水族館で十把一絡げでペンギンとしか見ていなかったが、「あれはアデリー」などとちょっとひけらかしてみたいものである(ただし上野にはいないらしい)。
とりあえず上野のペンギンの見分けがつくようになりたい。
長くなったので続く。